高石市台風の影響で瓦が剝がれて近隣に飛散!修繕依頼でお問合せ
今回の現場は高石市です。台風の影響で屋根材が剝がれてしまったとお問合せ頂き、現場の点検にお伺いさせて頂きました。お客様のお話をお聞きした所、こちらのお宅は築約40年程のお宅で一度もメンテナンスをされた事が無いとの事でした。
屋根が古くなり劣化しているのはお気づきだった様ですが、今のお宅にこの先も長く住むか分からない為修繕などは考えていなかったとおっしゃっていました。
しかし、劣化している為屋根材が剝がれて飛散し、近隣のお宅にも迷惑がかかっている様でしたので、周りの方に迷惑がかかってしまうのは良くないとの事で、今回修繕希望でお問合せ頂きました。
陸屋根とは?
まずはドローンによる点検の様子を見て頂きましょう!ご自宅の屋根を上空から見る機会はなかなかありませんよね?
ご自宅の屋根の種類や形状を知って頂き、屋根の状態や起こっている不具合を確認していただく事が出来ます。
こちらのお宅は陸屋根を使用しているお宅です。「りくやね」や「ろくやね」と呼ばれています。
聞きなれない種類かもしれませんが、この陸屋根と言われる形状はビルやマンションでは主流の屋根形状です。スタイリッシュなデザインや陸屋根ならではのメリットが人気となり、戸建て住宅でも普及してきています!
では陸屋根とは一体どんな屋根なのでしょうか?こちらのお宅は一番上の陸屋根部分に一般的な三角屋根が施工されていますが、陸屋根とは「平屋根」や「フラット屋根」とも呼ばれており、屋根勾配の無い平面な屋根の事を言います。
同じ高石市のご依頼は他にもあります。是非参考にして下さい(*^-^*)
確認しにくいですがドローンにて点検中
余談ですが、こんな風にドローンによって上空から点検していきます。お客様の中には実際にドローンを飛ばしている所を見るのは初めてだ!と言う方も少なくありません。皆さん興味を持って観察されています(*^-^*)
では、もう少しだけ陸屋根についてご紹介させて頂きますね。陸屋根の最大の特徴は屋根のスペースを有効活用出来ると言う点だと思います。バルコニーやベランダ代わりのスペースとして使用する事が出来、かつ日当たりの良さからガーデニングや家庭菜園などにも向いています。
勾配のある屋根に比べて屋根面が平らな事から、メンテナンスがしやすいのも特徴です。
足場の必要が無い場合もある為費用も少なくて済む!と言う所も注目されているポイントです。
アスファルトシングルの劣化
少し近づいて見ましょう。先程記述しましたが、こちらのお宅は一番上の陸屋根部分に雨漏り対策だと思われる金属屋根が作られていました。
陸屋根の特徴である平面な屋根は、一般的な三角屋根に比べると勾配が付いていない為、水はけが悪くしっかりと防水処理をしておかないと雨漏りを起こす危険が高くなります。
雨漏りを起こさな様に建築技術も向上していますが、それでも表面になされている防水材料も日々劣化は避けれない為、定期的なメンテナンスは欠かせません。
写真のタイルの様な物が張られている部分を見て下さい。
今回お客様が悩んでおられた箇所です。こちらはアスファルトシングルと言う屋根材です。
このアスファルトシングルと言う言葉も聞きなれないかと思います。「アスファルトシングル」は今から100年以上前に北米で開発され、カナダや米国では一般的に普及している屋根材です。
アスファルトシングルをガラス繊維(グラスファイバー)の基材にコーティングし砂粒で表面を着色して作られるのが一般的です。
この屋根材は軽量で加工しやすいという特徴の他、元が防水紙なのでとても柔らかく他の屋根材で見られる様なサビやひび割れといったトラブルが少ない素材です。
パラペット部劣化による崩れ
アスファルトシングルは、仕上げ材に防水シートが使用されている為、本来は防水性に優れている材質です。
しかし長年日差しなどにさらされると屋根材自身は劣化していきます。
アスファルトシングルは6mm程度の薄いシートの為強風によって剝がれや破れが起きる場合があります。
施工の際は接着剤や金物で屋根に圧着しますが、耐久性を確保するには施工時に技術が必要です。
経年劣化によって上記の様な症状が起こりやすくなります。
今回のお宅も劣化したアスファルトシングルが、台風などの影響で剝がれ屋根材の一部が近隣宅に飛散されていました。
写真の立ち上がった部分はパラペットと呼ばれる部分です。通常陸屋根の表面には防水層が施されています。
陸屋根に降った雨は、排水ドレンから樋へ流れる仕組みになっています。
陸屋根にパラペットが無いと、陸屋根に降った雨はそのまま屋根から壁へ伝わります。
そうなると壁の雨掛かり量が屋根分増えてしまう為その分雨漏りしやすくなります。
雨漏りを防ぐ為に陸屋根周囲にはパラペットが立ち上がっているのです。
こちらのお宅のパラペット部分には屋根材と同じアスファルトシングルが施工されていました。
パラペット部分も経年劣化により屋根材が劣化し剝がれている所や、場所によっては崩れたりしてしまっている状態でした。
ここまで劣化が進むとやはり雨漏りの危険性も非常に高くなってしまいます。
今回は近隣に飛散して困っているとのご依頼だったので、そちらの不具合を改善出来るような施工方法をご提案させて頂きます。
この様に、大掛かりな工事は考えていないけど、お家のここが気になる。など何かご心配な事がありましたらいつでもお問い合わせください(*^-^*)些細な事でも喜んでお伺い致します。