東大阪市瓦屋根雨漏り被害!補修の依頼・調査に行ってきました
こんにちは。街の屋根やさん大阪松原店です!今回は東大阪市のお客様です。現在お住まいではないご自宅ですが、雨漏りでお困りとのご連頂き、お伺いさせていただきました。
お客様に現状をお聞かせ頂き、屋根の状態と雨漏り箇所の現状をドローンを使用して調査していきます。
今から調査の様子をご紹介していきます(*^^*)
こちらの写真は上空からの屋根の全景になります。
こちらのお宅の屋根には釉薬瓦(ゆうやくがわら)が葺かれていてます。
釉薬瓦とは、瓦に釉薬を塗って焼き上げてある瓦で、耐用年数は約60年と言われていて、一番寿命が長い瓦です。
今回のお色は色は青緑(せいろく)というお色になります。このお色は30年~40年前に流行った瓦です。
二階の外壁に大きなひび割れがありました。
経年劣化は、雨風や紫外線、または家の近くを車や電車が通ることによる揺れなどの外部刺激によって徐々に劣化していくことです。
このひび割れを放置したままにすると、そこから次第に雨水が建物の内部に侵入するようになり、雨漏りが発生することもあります。
このひび割れにはいくつかの原因もあります。
大半の原因は、地震と経年劣化です。
経年劣化は、雨風や紫外線、または家の近くを車や電車が通ることによる揺れなどの外部刺激によって徐々に劣化していくことです。
またひび割れにはいくつかの種類があります。
ご紹介しますね。
ひび割れはクラックとも呼ばれていますよ。
●ヘアクラック
幅0.3mm以下の髪毛のように細く短いわずかなひび割れのことです。
塗膜にできることが多く、深さはなく表面にできます。
雨風や紫外線の影響、車や電車の振動などを受け続けたことによる経年劣化が原因。
●乾燥クラック
ひび割れの幅は狭く表面上に起こり、乾燥が原因です。
●構造クラック
建物の構造的なダメージや欠陥、外部の凍結と融解が何度も行われた場合などに発生するひび割れで、地盤沈下や地震など建物に大きな力がかけられた際にも生じます。
ひび割れの幅が広い・長いことが特徴で外壁が剝がれ落ちることもあります。
普段みることのできない箇所ですから、今回ドローン調査によって発見することができました!!!
上空から瓦を見ていくと・・・・瓦の上に面戸漆喰(めんどしっくい)が剥がれ落ちていました。
面戸漆喰(めんどしっくい)とは?
棟下の半月型の漆喰部分です。
屋根に塗られた漆喰は雨風、紫外線、温度変化などの外部刺激が常にある為、年数が経つと、漆喰自体が次第に劣化して割れたり、又は表面にコケが生えたり、空気中のほこりがついて黒くなったりします。
剝がれたままにすると、漆喰の下の葺き土が露出したままになってしまい、横方向から吹き付けてくる雨水に晒されしまうため、棟の状態を維持できなくなり、雨漏りの原因につながります。
面戸漆喰は約10年を目安に定期的にメンテナンスが必要です。
模様が入っている大きな瓦を鬼瓦といいます。
鬼瓦とは?
棟瓦の端部につけられた役瓦でのことを鬼瓦と呼びます。
住宅により様々な種類があります。
鬼瓦には棟の切口からの雨の侵入を防いでくれる雨仕舞(あまじまい)の役割があります。
鬼瓦を点検していくと、漆喰が劣化していました。
漆喰も紫外線や雨風といった外部刺激にさらされている為、経年劣化により黒く変色してしまいます。
鬼瓦の後ろに繋がっている最上部に載せられている丸形の瓦を冠(かんむり)瓦といいます。
冠瓦は、棟の最上部に載せてある丸形の瓦のことをいいます。
雨仕舞(あまじまい)の為に載せられています。
その下に三段積み重ねてある瓦を熨斗(のし)瓦といいます。
屋根の棟の雨水を表面と裏側に流す為に冠瓦の下に積まれている瓦です。
だいたい、3段から7段積み上げています。
段数が多いほど雨水の侵入を防ぐことができます。
こちらのお宅は他社さんでラバー工法がなされてありました。
次に屋根面を流れる雨水を集める雨樋として機能を持った谷板金(たにばんきん)を調査していきます。
谷板金は全ての屋根に必ずあるものではなく、屋根の形状や立地によっては全く見えないこともある為、目視の点検もままにならない箇所です。
谷板金はとても雨漏りになりやすい箇所です!!!
谷板経年によって錆が発生しやすくなり、穴が開き、そこから雨漏りにつながるので、重点的に点検していきます。
調査の結果、谷板金も経年により劣化し、雨漏りしている箇所の一つと考えられました。
修理する場合、部分交換も可能ですが傷みやすく手間がかかる部分なので全交換がお勧めです。
その際、ステンレス製に交換をお勧めします。
そういった問題や雨が多くなる季節の前に点検をしておくと雨漏りのリスクを大幅に減らすことに繋がりますよ(*^-^*)
屋根全体の調査をした後、自宅の中を点検していきます。
雨漏りよって天井にシミができています。
一般的に雨漏りの原因は雨漏りしている箇所の真上の屋根の不具合が多いです。
このことから、このお部屋の雨漏りの原因はシミが激しい箇所の真上の屋根の不具合が原因と思われます。
押入れにも雨漏りしてました。屋根の劣化が原因で起こる場合がほとんどです。
すぐわかる場所の天井であれば発見しやすいのですが、押入れは発見が遅くなる箇所で、気付いた時には漏水や湿気でカビや腐食が進んでしまいます(>_<)
全景から自宅の中を調査していきました。
こちらのご自宅は現在お住まいでないので、これから補修を行うのかご検討中ですが、このままでは雨漏りが進んでしまいますので、今回はビニールで養生をする応急処置をしました。
このようにまだ補修や工事は考えてないけど、お家でお悩みや、気になることがいつでもあればご相談ください(*^^*)
些細な事でも喜んで対応させていただきます(*^-^*)
他にも瓦屋根のドローン点検・調査の事例がございます。是非参考にしてください。(*^^*)