河内長野市にてスレート屋根雨漏り点検
河内長野市のお客様より雨漏り点検をして欲しいとご依頼を頂きました。
今回雨漏り点検をさせて頂きましたお宅は、築年数約20年になるスレート屋根のお宅です。
◆お客様からのヒアリング◆
最近、雨が降った後に壁が湿っている様な雨漏りのシミの様な物を見つけた。
どんどん雨漏りの状態が進行してくる前に、しっかり雨漏り点検を行い、必要な改善を提案して欲しい。
◆とのお話を聞かせて頂き、雨漏り点検をスタート◆
スレート屋根の雨漏り点検(屋根材の割れやズレは無いか?)
外壁からの雨漏り点検(ひび割れやコーキングの劣化状態)
雨樋の機能は正常か?(雨樋の割れや、つまりによる排水障害)
などを点検させて頂きました。
まずは、屋根の雨漏り点検から行って行きます。こちらのお宅に使用されています屋根材は、『スレート』です。
もちろんどんな屋根材にも寿命があります。
今回のスレート屋根の場合は約15~20年とされています。
主成分がセメントでできており、紫外線などの影響で劣化が進行すると屋根材自体が水分を吸収しやすくなってしまうという特徴があります。
主成分がセメントですから、屋根材自体に防水性はありません。
その為、スレート屋根の表面には塗装による塗膜が作られており、防水性が保たれています。
この防水性を維持しておく事で雨漏りを未然に防ぐ事が出来ます。
紫外線による屋根材の塗膜の劣化
スレートに塗られていた塗料が紫外線によって劣化してしまい、色褪せの症状が出ています。
この症状はすでにスレート自体が吸水する状態になっているというサインですので、このままの状態を長く放置するのは雨漏りのリスクも高めてしまう事になります。
防水性の低下で起こるコケの繁殖
写真の茶色くなっている部分はスレートが雨水の水を吸収することによってコケが生えてきます。
防水効果がなくなり常に水を含んだ状態が続くと、コケが繁殖しやすい環境になってしまいます。
コケが繁殖するとスレート自体をもろくしてしまいます。
スレート屋根の雨漏り点検で、多く見受けられる劣化症状(ひび割れ)
このひび割れの症状も、紫外線による影響によるものです。防水性の低下→吸水→紫外線による含んだ水分が蒸発!これを繰り返す事で、次第に脆くなった屋根材が割れてしまう。という状態です。
最初は小さなひび割れも、次第に大きくなり最終的には欠けや屋根材の落下などに繋がってしまいます。
小さいひび割れなら少しの補修で済みますが、大きくなってくると屋根材自体の交換や葺き替えなど大掛かりな工事が必要になってしまいます。
点検に行った際に雨樋も外れていました。雨樋とは屋根に降った雨水を集めて、地面に流す役割をしてれるものになります。
雨樋から濡れ出た雨水は外壁や地面へと流れていき、お家の土台部分を傷めたり、外壁の内側へと流れていき、カビが発生したりします。
続いて外壁の点検もさせて頂きました。
こちらのお宅ではチョーキング現象が起きていました。
チョーキング現象とは塗膜の劣化のサインです。
触った際白い粉が手につきます。チョーキングを起こしてしまうと外壁から剝がれてしまった塗膜が雨や雨漏りで流されたりして色褪せの原因にもなります。
こちらの外壁はサイディングという外壁材で建物の外壁に貼る仕上げ用の板材のことです。
耐水性・耐天候性に優れていて、種類・デザインが豊富といった特徴がありますが、外壁の目地が多い事から、コーキングの劣化による隙間からの雨漏りが非常に起こりやすいという特徴もあります。
雨漏りと言うと屋根から発生するイメージを持つ人も多いですが外壁からも雨漏りすることも少なくはありません。
定期的な雨漏り点検を行っておくと良いですね(*^^*)
今回行いました雨漏り点検で、塗料の劣化や雨水によってコケが生えてしまったり、雨樋が壊れしまっているのも確認できました。
今回の雨漏りは、外壁のコーキングの劣化が要因かと思います。
劣化している目地コーキングの打ち替えを行っておく必要がありますね。
屋根の劣化もありましたが、大きな割れやズレなどは起こっていませんでしたので、塗装による防水性の向上をご提案しました。
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