堺市にて屋根修繕のご依頼 庇の木材が腐敗していたため葺き替え
今回ご紹介させて頂きますのは、堺市での屋根修繕・庇をガルバリウムで葺き替え工事させて頂きました際の様子です。
※かかりました費用は165,000円(税抜)です。(足場代など含まず)
玄関の庇(ひさし)屋根が上にめくれ上がっており、そこから雨水が侵入している様子でしたのでご心配になり弊社にご連絡を頂きました。ありがとうございます。
そもそも一般のお客様の中には庇(ひさし)について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。あまり普段意識しない部分ですよね!
ですが実はこの庇、建物を守る上でとても重要な役割を担っているのです!こちらの記事ではそんな庇の重要性に沿いながら、堺市での屋根修繕の様子についてお話していきたいと思いますのでぜひお読み頂ければ嬉しいです😊
・築年数が経過しているけれど一度もメンテンナスされていない方
・雨漏りが心配、もしくはお困りの方
・屋根工事まではちょっと…相談だけしてみたい方
…などなどお力になれるかと思いますのでぜひご一読ください♪
堺市にて屋根修繕をご依頼されたお宅はこちら
屋根や外壁のメンテナンスは10年に一度を推奨しております。「え!10年に一度なんて早すぎない?」と思われるお客様も多いかと思います。メンテナンスにはもちろん、お金がかかりますので私共もそのお気持ちはとってもよくわかります(´;ω;`)
しかし、定期的なメンテナンスや修繕を怠ってしまいますと、雨漏りや建物の腐敗などリスクはどんどん膨らみます。そうなってしまいますと小規模な修繕では済まされず、最終的には大掛かりな工事になってしまうことも…。その分余分な費用もかかってしまいますよね…。
建物の寿命をのばし快適な暮らしをおくるためには、定期的なメンテナンスは必要になってきます。
では、次項では赤丸で囲んだ部分「庇」についてお話していきたいと思います。
庇(ひさし)の役割について
✓庇の役割
1:雨よけ
庇には雨よけの役割があります。こちらは皆様も一番よく理解されている役割ではないでしょうか。
もしこの庇がなければ玄関をでてすぐに雨に当たることになりますし、玄関の中にまで雨が吹き込んで土間が水浸し、あるいはドロドロになってしまうことも。
庇があることで窓を多少開けっ放しにしていても雨の侵入を防ぐことが出来ます。
2:汚れを防止する
外壁にツーッと黒い筋のような汚れが付着しているのを見たことはありませんか?あれは雨だれです。実はあの雨だれ、もし庇が無ければもっとたくさんのあらゆる箇所で見られているはずなのです。
庇があることで降り注いだ雨水が直接外壁に降れることなく落ちてくれるため、汚れを防止する役割があるのです。
3:日光を遮断する
建物にとって、紫外線や直射日光の熱は劣化を促進する存在です。
庇があることで紫外線や直射日光を遮断し建物を守ってくれています。また、室内温度も庇があるのとないのとでは大きな違いがあることでしょう。
屋根修繕前の庇の劣化の様子
屋根修繕工事を行う前に、事前点検にお伺いさせて頂きました。
※街の屋根やさん大阪松原店では、無料でドローンを使用した屋根の点検をさせて頂いております。
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では、こちらのお写真をご覧ください。
庇が上に少しめくれ上がっており、この状態のまま放置してしまいますと、雨が降るたびにめくれあがった隙間から雨水が侵入してしまうため、大変危険な状態です。
実際に、こちらのお宅でも中に雨水が侵入してしまい、中の防水シートも劣化してしまい庇内部の木材が腐敗してしまっていました。
✓木材が腐敗するとどうなるの?
木材が腐敗すると建物の耐久性や耐震性が極端に低下してしまい、建物全体の寿命が短くなってしまいます。また、木が腐る事で、シロアリなどの害虫被害に遭う可能性も。
屋根修繕前の庇の劣化の様子 2
また、表面を手で触れると白い粉が付着しました。これは、チョーキング現象と呼ばれる現象で、劣化した古い塗膜が表面に粉状になって現れた状態です。こちらも防水性が低下している証拠です。
✓防水性が低下したらどうなるの?
屋根や庇の防水性が低下しているということは塗膜が劣化しているという証拠でもあります。塗膜が劣化し防水性が低下してしまうと、水を弾く力がなくなり少しずつ屋根や庇に水分や湿気が溜まります。
湿気→乾燥→湿気を繰り返すことによって歪みが生じる事も…。
そうなれば水分をどんどん吸収してしまいみるみるうちに症状は悪化し、最終的には雨漏りの原因にもなります。
塗料の寿命は約7~10年程度。冒頭で述べました" 屋根の修繕やメンテナンスは10年に一度 " の意味がお分かりいただけたのではないでしょうか。
ガルバリウムでの葺き替え工事をご提案した理由
今現在、起こってしまっている木材の腐敗と防水性低下の改善、さらには今後の劣化防止にも備え以下の内容をご提案させて頂きました。ガルバリウム鋼板での葺き替え工事
✓ガルバリウム鋼板での葺き替え工事をご提案した理由
既に内部に雨水が浸透し木材が腐敗しているため、塗装やカバー工法でのメンテナンスでは劣化を改善させる事は困難でした。
そのため、耐用年数が長く軽量で耐震性にも優れたガルバリウム鋼板での葺き替え工事をご提案させて頂きました。
葺き替え工事は既存の屋根材や下地などを全て撤去し新しい状態にさせる工法です。今回の堺市のお客様のように中の木材まで腐敗している場合は葺き替え工事で全て新しくする必要があります。
では、次項では実際の葺き替え工事の様子をご紹介していきたいと思います。
【葺き替え工事】工程1:既存の庇の屋根材を撤去
一見簡単そうに見えるこの作業ですが、職人にとっては下地を傷めてしまわないように細心の注意を払いながら丁寧に作業を進めています。
既存の庇屋根材の撤去を終えましたら、中から腐敗した木材が現れました。庇の劣化が実感できますね…。
【葺き替え工事】工程2:野地板の貼り付け
✓野地板とは?
屋根の土台となる部分、下地板のことです。いわば縁の下の力持ちのような存在ですね!この野地板の上からルーフィングシートという防水紙を敷きその上からガルバリウムなどの屋根材を被せていきます。
【葺き替え工事】工程3:ルーフィングシートの設置
タッカーとは大きなホッチキスのような建築道具で、設置の際にルーフィングシートに穴が開いてしまいますが太陽熱で自然と溶け穴を塞いでくれますのでご安心ください。
✓ルーフィングシートとは?
ルーフィングシートとは屋根材の下に敷く防水紙のことです。主な役割は、屋根表面に設置されている屋根材で防ぎきれなかった雨水が屋内に侵入することを防ぎ、建物を雨漏りや劣化から守ることです。
雨漏り被害の多くはこのルーフィングシートの破れなどが原因です。
【葺き替え工事】工程4:ガルバリウム鋼板で葺き替えて完成!
ガルバリウム鋼板での葺き替えの際に注意が必要なのが外壁と屋根の取り合い部です。この外壁と屋根の取り合い部は隙間が出来やすく雨が侵入しやすい箇所なのです。
壁際に雨押さえ板金を設置しシーリングを充填して雨の侵入を徹底的に防ぎます。
【堺市屋根修繕】ガルバリウム鋼板での葺き替え工事ビフォーアフター
※かかりました費用は165,000円(税抜)です。(足場代など含まず)
ご依頼のきっかけは、庇がめくれあがり雨水の侵入が心配だったためでしたよね。これでもう安心です!
中の木材まで腐敗しているほど劣化が激しく大変驚きました。
工事後はみちがえるほど見た目も綺麗になり、雨水の侵入や雨漏りの心配もなくなり嬉しいです!
【堺市屋根修繕】ガルバリウム鋼板での葺き替え工事 まとめ
✓屋根や庇の修繕をおすすめする理由
・見た目が悪いから
・防水性が低下すると水分や湿気が溜まりやすく水を弾く力がなくなるから
・水を弾く力がなくなると雨漏りのリスクが高まるから
・腐敗が進行してしまうと建物自体の寿命が短くなるから
✓お宅の劣化状況に合わせて修繕方法をご提案
同じ屋根でもお宅の環境や築年数によって劣化の状況は異なります。
工事をさせて頂く前に事前点検をしっかりと行います。お客様のご予算やお悩み事に合わせたご提案をしていきたいと思いますので、なんでもお気軽にご相談ください😊