漆喰工事(しっくい)ってどんな工事をするの?メンテナンスは?
こんにちは!街の屋根やさん大阪松原店です(^_^)
本日は、和瓦のお家には必須の漆喰工事について解説させていただきますね。
漆喰(しっくい)という名前は何となく知っているけど、いつ頃工事をすればいいの?一体どんな工事なの?メンテナンスは?などについてお答えします!
これを読めば、漆喰のことがよくわかり屋根のメンテナンスを考える時のお役に立つはずです。
これから漆喰工事をお考えの方は一読をされることをおすすめします。
でははじめましょう!
漆喰(しっくい)とは何となくご存知だと思いますが、屋根の上の白いもの(白でない場合も)です。
石灰とも言われますが水酸化カルシウムを主成分とする壁や屋根に使う建築材料です。その土地の風土などに合わせて作られるようで、同じ漆喰といっても多少の違いはあるようです。
屋根における漆喰の役割
瓦どうしを繋げて固定することが目的で「瓦の接着材」なのです。また見た目の美しさという役割もあります。主に棟の部分で使うことが多いです。
漆喰の寿命
15〜20年程度(立地による)
メンテナンス
10年に1回くらい定期的に屋根の点検を行い漆喰の状態を確認するのをおすすめします。
瓦の寿命はとても長期的で割れたり欠けたりしない場合は、数十年から数百年も持つこともあるそうです。ですから瓦のメンテナンスはほとんど必要ありません。
一方、瓦を固定している漆喰は劣化をするのでメンテナンスが必要です。
漆喰の劣化を放置しておくとどうなるか?
・漆喰の固定力が弱まり瓦がズレやすくなる
・ズレた瓦どうしが干渉して瓦が割れやすくなります
・劣化すると隙間ができ雨水の侵入がはじまります
・割れた瓦や漆喰が台風などの強風によって飛散することもあります
→このようになる前に!漆喰のメンテナンスが必要なのです!
早めのメンテナンスをで軽傷の場合は工事代もお得です。
瓦などのズレがほとんどない場合(軽傷)→漆喰の詰め直し工事
瓦がズレたり漆喰が剥がれてほとんどない場合(重症)→棟瓦の取り直し工事
こんな風に漆喰が劣化していませんか?漆喰メンテンスのサイン!
赤線部分の面土漆喰が黒ずんだり漆喰が剥がれている。瓦のズレや割れもなく異常なかったので漆喰の詰め直し工事で対応できます。
漆喰がほとんどなくなって中の土が見えている。棟ののし瓦がなくなって中の土が見えている。棟も湾曲しているので、棟の取り直し工事が必要。
漆喰工事は「漆喰詰め直し工事」「棟瓦の取り直し工事」の2種類!
漆喰工事の種類は、大きく分けて2種類です。
漆喰詰め直し工事
既存の漆喰を撤去して新しい漆喰を詰めていく工事です。
棟瓦の取り直し工事
棟瓦のやり直し、積み直しなどとも言われています。棟瓦を外して元の瓦を積み直していく工事です。
それぞれの工事の流れをみていきましょう!
既存の劣化している漆喰を撤去してきれいに清掃します。
新しい漆喰を塗っていきます。
漆喰の詰め直し工事の完成となります。
棟のやり直し工事前です。鬼瓦(赤丸)部分の漆喰と面土部(赤線)の漆喰が劣化したり、棟自体の歪みなどもあり、雨漏りも発生しておりました。
棟瓦や土や漆喰を全て撤去いたします。
再度、新しい土と漆喰で棟を作っていきます。瓦は元の瓦と、割れている部分は新しい瓦を使います。
最後は銅線で縛って完成です。棟の取り直し工事が完成しました。
いかがでしたでしょうか?
漆喰工事は瓦屋根のお家には欠かせんません。漆喰の寿命も考えて、時々目視で下から様子を見ることも大切ですし、10年に一度くらいは業者さんによる点検を行うのもおすすめです。早めの対応をすれば屋根メンテナンスも安くつきます。
この漆喰工事に関する質問などがあればお気軽に街の屋根やさん大阪松原店まで!
また屋根の点検も随時行っておりますのでお気軽にお声欠けください。
以上で、今回の漆喰についての記事を終わりたいと思います。
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