屋根材別劣化症状をご紹介!耐用年数とメンテナンス方法は?
屋根のリフォームを検討されるタイミングと言えば、雨漏りや屋根材の落下など目で見て確認出来る不具合があった時!という方が圧倒的に多いのでは無いでしょうか?しかし屋根は、建物の中でも非常に傷みやすい箇所でもあり、何か不具合が起こらない限り外見からの劣化の度合いを知る事が難しい為、適切なメンテナンスのタイミングが分かりにくい箇所でもあります。
今回は、外壁よりも劣化が早く、適切なタイミングでのメンテナンスが必要な屋根について、屋根材別の劣化症状と耐用年数、メンテナンス方法などをご紹介させて頂きます。
まずは瓦屋根から見ていきましょう。日本では昔から数多く使用されてきた屋根材です。日本の瓦は耐久性が高く断熱性にも優れている事から幅広く採用されて来ました。また耐用年数も50年~60年と非常に長いのが特徴です。
しかし瓦の重量はとても重く、耐震面では期待できません。近年多発している巨大地震による家屋の倒壊事例も、瓦屋根が圧倒的に多くなっています。
瓦にも粘土瓦やセメント瓦、モニエル瓦などさらに細かく分類する事が出来ます。それぞれメンテナンス方法も違う為注意が必要です。瓦自体は丈夫で他の屋根材に比べて寿命も長くメンテナスの必要性を感じない事もあるかもしれませんが、台風などの影響で、瓦のズレや割れ、欠けや浮きが起こる事があります。
また、瓦自体には不具合が出ていない場合でも、屋根の内部にあるルーフィングシート(防水シート)寿命
は20年~30年程で瓦屋根の取り直しによる交換工事をする必要があります。
瓦屋根には欠かせない漆喰も、雨風の影響で劣化が進みやすい為、漆喰の詰め直しなどのメンテナンスが必要です。
こちらはスレート屋根です。スレート屋根の耐用年数は15年~20年だと言われています。
スレート屋根はそれ自体には防水効果はなく、塗装(塗料)によって防水性能を保っています。
その為、塗装が劣化する約10年に1度を目安に再塗装をするのがお勧めです。
スレート屋根は10年に1度の塗装を行い、対応年数である20年~25年経ったらカバー工事や葺き替えにてリフォームを行う必要があると言う事を理解しておいて下さい。
スレート屋根は非常に薄く軽量というメリットがあります。しかしその分強度が弱く割れやすいというデメリットもあります。耐久性や防水性が低く、雨風や紫外線などの影響で色褪せやコケの発生、ひび割れといった劣化症状があります。
スレート屋根の耐用年数を最大まで長持ちさせる為には塗装によるメンテナンスが効果的です。
しかし塗装によるメンテナンスが出来るスレート屋根は劣化が著しく激しくない場合です。その為塗装によるメンテナンスは10年に1度程度のタイミングでの施工がお勧めです。
メンテナンスをせず築年数が長い劣化の激しいスレート屋根には基本的に施工出来ない為覚えておいて下さい。
次に金属屋根を見ていきましょう。昔から多く使用されている金属屋根はトタン屋根です。トタン金属屋根はサビが発生しやすく、酷くなると穴が開いてしまう事もある為定期的な塗装で保護しなくてはいけません。
一度サビが発生するとどんどんサビが広がり、穴空きや破損、雨漏りといった大きな劣化に繋がって行きます。
劣化の症状が大きくなる前にしっかりメンテナンスを行う事で費用を抑えてお手入れする事が出来ます。
現在ではガルバリウム鋼板と呼ばれる金属屋根が注目されており、以前の金属屋根に比べてサビにくく丈夫な屋根が主流になって来ました。
屋根別の劣化症状とメンテナンスの方法などをご紹介してきましたが、特に雨漏り等の不具合が無かったり、屋根の下から見れる範囲では、屋根のメンテナンスをする時期に悩みますよね。
屋根材ごとのメンテナンス時期の目安をまとめてみましょう。
大切なお住まいを守る為是非参考になさって下さい(*^-^*)
瓦屋根の場合は10年~15年で塗装や漆喰などのメンテナスがお勧めです。
スレート屋根屋根は10年前後での塗装工事がベストです。
金属屋根も10年~15年で塗装での保護が必要です。
今回ご紹介させて頂いた様に屋根は外壁よりも劣化しやすくデリケートな建材です。お住まいを守る為日々過酷な環境にさらされています。屋根の不具合や劣化の具合を知る為に、定期的な点検を心掛ける様にして下さい。
定期的に点検する事でメンテナンスのベストなタイミングを知る事が出来ます。
台風や暴風雨などの災害が起こった際も点検が必要なポイントです。長く住み続けるお住まいだからこそ、正しい時期に必要なメンテナンスを行いたいですね(*^-^*)
今回の記事が、メンテナンスを悩んでおられる方にも参考になれば幸いです。
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