塩ビシート防水の耐久性はどれぐらい?金額はいくらかかる?
屋上やベランダに、塩ビシート防水をすすめられたけど、耐久性はどれぐらい?金額はいくらかかる?というお問い合わせをいただきました。
防水工事にもたくさん種類があり、何が最適で何が適していないかは判断が難しいところです。
主な防水工事の工法として、ウレタン防水、FRP防水、塩ビシート防水と大きく3種類にわかれます。
この中で耐久性が最も高いとされているのが塩ビシート防水でメーカー発表の耐久性は約15-20年です。
ウレタン防水とFRP防水は塗料での仕上げとりますが、塩ビシート防水は写真のロールの様な厚さ約1.5㎜~2㎜の塩ビシートをいずれかの方法で床に貼り付けるという工法です。
その耐久性はそれぞれ
ウレタン防水: 5-7年 金額は安価で施工可能
FRP防水: 10-15年 金額は中間ぐらい
塩ビシート防水:15-20年 金額は一番高い
となります。
もちろん日当たり具合や環境により変わります。
また、金額は下地の状況や施工面積・作業のしやすさ等によりかなり変動しますが
密着工法で¥8000/㎡、機械固定工法で¥9000/㎡前後が目安となります。
塩ビシート防水のなかでも密着工法と機械固定方と2種類の工法があり、
①密着工法
・下地に接着剤を塗り、直接シートを貼り付ける工法
・全面的に接着面となりシートが浮いている箇所が無いため、主に歩行する箇所に適している。
・下地との通気層が無いため、湿気によりシートが浮く箇所がでる場合もある。(シート自体が非常に強く、破れないので浸水はしない)
・機械固定工法よりは安価で施工出来る
②機械固定工法(絶縁工法とも)
・下地に丸いディスクを打ち込み、そのディスクの部分のみを専用の機械でシートと密着させ固定する工法
・ディスク部以外はシートは下地と密着していないため通気層ができ、下からの湿気に強い。
・強風時はシートがやや揺れたりするので歩行する箇所にはあまり適していない。
・密着工法より工事金額が高い
赤丸の部分がディスクとの固定箇所です。それ以外の箇所は下地とは密着せず浮いています。
どちらの工法においてもメリットデメリットがありますが、他の防水工法に比べて耐久性・信頼性が非常に高いので最近では主流となりつつある防水工法です。
塩ビシート防水の工事後に不具合が発生したこともありませんので、街の屋根やさん大阪松原店でも非常におすすめしております。
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