雨樋(あまどい)の部位ごとの名称は?読み方もご紹介!
皆さま、こんにちは!街の屋根やさん大阪松原店のマナベと申します。「雨樋の修理を依頼したいけど、この部分の名前ってなに?」「業者からの説明だけだと分かりにくい!自分で部位の名前を理解しておきたい!」そんなお悩みをお持ちの方に向けて、雨樋の各部位の名称について読み方や別名も含めてご紹介させてください。
このページで分かること
✓雨樋の各部位の名称
✓雨樋の部位ごとの役割
”雨樋(あまどい)”は色んな部位から成り立っています。
雨樋自体も呼び方が様々で、”とゆ”や”とよ”と呼ばれることもあるんですよ。こちらのイラストを見るだけでも以下のような部位が存在します。
・軒樋(のきどい)
・集水器
・止まり
・エルボ
・呼び樋(よびどい)
・竪樋(たてどい)
・つかみ金具
それでは各部位ごとのご紹介と役割について解説していきたいと思います!
軒樋(のきどい)は文字通り、屋根の軒先に設置された雨樋のことです。
屋根の傾斜に沿って流れる雨水をこの軒樋が受け止めて、地上へ雨水を流すスタート地点でもあります。
地上から水平に設置されるように見えるかもしれませんが、実は流れをよくするために若干の勾配を付けています。
勾配を付けることで次項でご紹介する集水器に向かって雨水を受け渡すことができるのです。
軒樋から流れてきた雨水を集めて地上へ受け渡すのが集水器です。
別名”上合(じょうごう)”とも呼ばれ、軒樋と竪樋が交わるT字路の部分に箱のような形状をしています。
中継地点である集水器に不具合があると、雨水を地上に流せなくなり雨漏りの原因となってしまいます。
軒樋の一番端の部位、それが”止まり”です。
軒樋に流れた雨水が溢れ出ないようにせき止める役割があります。
この止まりがないと肝心の雨水が集水器に集まらず、軒樋の端からバシャバシャと雨水が落ちてしまいます。
ですので直接軒樋から雨水が地面に落ちないように、この止まりが食い止めてくれるのです。
エルボは集水器と竪樋を連結させるL字型の部材です。
雨水の流れの角度を変えるためにL字型になっており、おかげで屋根や外壁の障害物を避けながらのジョイントが可能なのです。
水の流れを変えてくれる”エルボ”は雨樋に欠かせない存在です。
更にエルボの先には竪樋との中継地点になる”呼び樋(よびどい)”が存在します。
集水器から竪樋への距離がある場合はこの”呼び樋”を使用して文字通り雨水を呼び込みます。
屋根から地面に向けて垂直に取り付けられている雨樋のことを”竪樋(たてどい)”と言います。
このおかげで、雨水をスムーズに地面に流すことができるのです。
地面から一番近い位置にあるので、竪樋は一番皆さまが目にする機会がある部位ではないでしょうか?
竪樋を外壁に固定するのが”つかみ金具”の役割です。
このつかみ金具がないと、竪樋を建物に固定するこができません。
竪樋自体は非常に軽いので固定するためにもつかみ金具はとても大切です。
別名”でんでん”とも言います。
雨樋の不具合として代表的なものは
✓落ち葉・泥などの詰まりにより雨水が溢れる
✓雨樋の繋ぎ目の外れ・破損による雨漏り
✓雨樋が歪んで正常に排水しなくなる
などが挙げられます。本来雨樋の寿命は約20~30年ほどと長寿ですので、以上のような不具合がなければ基本的に雨樋の塗装のみでのメンテナンスで十分です。ですが雨樋に何らかの不具合がある場合は、雨が直接外壁などに影響を与えてしまうので雨漏り被害に直結しやすいです。その場合は雨樋の部位交換や補修が必要になるので、できるだけお早目に相談された方が良いです。
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