2026.07.01
🔧 こんにちは!街の屋根やさん大阪南店です。 【こんなお悩みありませんか?】 ・屋根が黒ずんできた気がするけど、これって大丈夫? ・雨漏りはしていないけど、そろそろ塗装の時期かな… ・屋根のことをちゃんと調べてほしいけど、何を頼めばいいか分からない &…
🏠 こんにちは!街の屋根やさん大阪南店です。
本日は八尾市久宝寺のY様邸にて、スレート屋根塗装工事の続きを行いました。
今回の工程は「下塗り」と「タスペーサー設置」の2工程です。
地味に見える工程ですが、実はここが屋根塗装で最も大切な土台づくりなんですよ。
どういうことか、現場写真と一緒に詳しくご説明しますね。
Y様邸の屋根は、スレート瓦(セメントを薄い板状に成形した屋根材のこと。カラーベスト・コロニアルとも呼ばれます)を使った切妻(きりづま)屋根です。
切妻屋根とは、本を開いて伏せたような、シンプルな三角形の形の屋根のことです。
この屋根は塗膜が寿命を迎え、チョーキング(屋根を手で触ると白い粉がつく状態のこと)が出るなど、防水性がほぼ失われた状態でした。前回までに高圧洗浄で汚れ・コケをしっかり落とし、棟板金のケレン・錆止めも済ませています。
いよいよ今回から、塗装の工程に入っていきますよ。
塗装の最初の工程は「下塗り」です。
下塗りとは、屋根材と仕上げの塗料を「のり」のようにくっつける役割を持つ、接着剤的な塗料のことです。
写真をご覧ください。ローラーが通った部分(右側)と、まだ塗っていない部分(左側)の色の違いが分かりますか?塗料が屋根材にぐんぐん吸い込まれているのが伝わりますね。
これは「スレートが水分をものすごく吸っている」サインなんですよ。スレートは年数が経つと水をたくさん吸い込む性質になり、そのまま仕上げ塗料を塗ると、塗料が均一にのらず、すぐに剥がれる原因になります。だからこそ、下塗りをしっかり入れて、仕上げ塗料が密着する土台をつくることが大切なんです。
こちらが下塗り完了後の全景写真です。
屋根全面が均一な色に覆われ、これまでの色あせや白っぽさも消えました。
注目していただきたいのは、屋根のてっぺん「棟板金(むねばんきん=屋根のてっぺんに被せてある金属のカバーのこと)」の部分です。金属部分には専用のサビ止め塗料を先行して塗っており、写真では赤茶色になっているのが確認できますよ。金属はサビ止め処理をしておかないと、塗膜の下でサビが広がってしまいます。屋根材と金属部分でそれぞれ適切な下地処理を行うことで、仕上げ塗料が全体にしっかり密着し、長持ちする屋根塗装になるんです。
屋根塗装では、下塗りのあと、仕上げの塗料を塗る前に「タスペーサー」という小さな部品を屋根材の重なり部分に差し込む作業を行います。
【なぜこの作業が必要なのか?】
スレート屋根の塗装で最もよく起きるトラブルが「塗料による目詰まり」です。
屋根材は何枚も重なっており、その隙間が雨水の逃げ道になっています。
しかし塗料が固まると、その隙間をふさいでしまうことがあるんですよ。
隙間がふさがれると、雨水が屋根材の裏側にたまり続けます。
その結果、屋根の下地が腐食して雨漏りにつながるリスクが高まってしまいます。
タスペーサーを先に差し込んでおくことで、塗装後も屋根材と屋根材の間に一定の隙間が保たれます。
雨水が自然に外へ流れ出る「逃げ道」を守ることができるんですよ。
これを「縁切り(えんきり)」といいます。
下塗りを終えた屋根材の重なり部分に、黒いタスペーサーを丁寧に差し込んでいきます。
指先でしっかり位置を確認しながら、屋根材を傷めないよう慎重に押し込んでいきます。
タスペーサーは1枚の屋根材に対して2個1セットで取り付けます。
屋根全体の枚数分、一つひとつ丁寧に差し込んでいく地道な作業ですが、この手間を省くと後から雨漏りのリスクにつながります。お客様の大切なお家を守るために、絶対に外せない工程なんですよ。
こちらがタスペーサー設置完了後の状態です。
屋根材と屋根材の重なり部分に、しっかりとした隙間ができているのが分かりますか?
ピンクの丸で示した部分をご覧ください。タスペーサーが屋根材の間にきちんと収まり、隙間が確保されています。
設置前は屋根材同士がぴったりくっついていた状態でした。この隙間があるかないかで、塗装後の屋根の耐久性が大きく変わってきます。
「見えない場所だから分からないだろう」ではなく、お客様のお家を長持ちさせるためにここまで丁寧に進めていますよ。
ありがたいことに、Y様も作業の様子をときどき確認してくださっており、工事の進み具合を一緒に見守っていただいています。
本日のY様邸の工程をまとめます。
・下塗り:ファインパーフェクトベストの下塗り材で全面を塗布し、仕上げ塗料の密着力を高める土台を整えました。
・タスペーサー設置:スレート屋根材の隙間を確保し、塗装後の雨水の逃げ道を守りました。
どちらも「完成後には見えなくなる」工程ですが、屋根の耐久性と防水性を支える大切な作業です。手を抜いてしまうと後から不具合が出やすくなるので、一つひとつ丁寧に進めています。
次回はいよいよ中塗りの工程に入ります。仕上げ塗料を重ねることで、屋根の表面に塗膜の厚みが出てきますよ。
引き続きY様邸の工事の様子をブログでご紹介していきます。
【屋根の塗装のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。】
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