2026.04.23
こんにちは!街の屋根やさん大阪南店のミキです🏠 このブログでは、実際に当店で行った屋根工事を分かりやすくまとめてお届けしています。 専門的な内容もかみ砕いて書いていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね! 今回ご紹介するのは、松原市別所にお住まいのT様邸で行った屋…
こんにちは。街の屋根やさん大阪南店です。
今回は松原市別所のT様邸にて、スレート屋根の塗装工事を実施しましたので、その施工記録をご報告します。
T様からは「屋根全体が黒ずんできており、色あせや汚れもかなり目立つようになってきた。そろそろ手を入れたほうがいいのか気になっている」とご相談をいただきました。
築25年という年月が経ち、屋根の表面は黒ずみや汚れに覆われ、見るからに防水機能が落ちているように見える状態でした。
「雨漏りはまだないけれど、このまま放っておいたらどうなるのか不安」というお気持ちはよく分かります。
実は、見た目は問題なさそうに見えても、塗膜が失われたスレート屋根は内部からじわじわと傷んでいることが多いのです。
早速、現地調査にお伺いし、屋根の状態を詳しく確認してからご提案を行いました。
屋根材はスレート瓦(セメントを薄い板状に成形した屋根材のこと。カラーベスト・コロニアルとも呼ばれます)が葺かれており、屋根面の一部には太陽光パネルが設置されていました。
空撮で屋根全体を確認すると、太陽光パネルが設置されていない面を中心に、全体的な汚れと劣化が進んでいる様子がよく分かりました。
築25年という年数からすると、定期的なメンテナンスをしていない場合、塗膜はほぼ機能を失っていると考えられる状態です。
スレート屋根に苔や黒ずみが発生する主な原因は、塗膜の防水効果が失われることにあります。
新品のスレート屋根は表面に塗膜が形成されており、雨水をはじく力があります。
しかし紫外線や風雨にさらされ続けることで、この塗膜は少しずつ分解されていきます。
一般的に、スレート屋根の塗膜の耐用年数は10〜15年とされています。
T様邸は築25年とのことでしたので、少なくとも10年以上は防水効果のない状態が続いていたと考えられます。
塗膜がなくなると屋根材が雨水を吸収しやすくなり、その湿った環境を好む苔や藻(も=緑色の微小な植物のこと)が根を張って繁殖を始めます。
苔が根を張ることでスレートの表面がさらに傷み、ひび割れの原因にもなります。今回の現場でもスレートにひび割れが確認されたため、塗装工程の中で補修も行っています(詳しくは後述します)。
塗装工事の最初の工程は高圧洗浄です。
高圧洗浄機を使って、屋根全体に繁殖した苔・藻・砂埃・黒ずみを隅々まで洗い流します。
塗装面に汚れや苔が残っていると、いくら良い塗料を使っても塗膜が密着せず、すぐに剥がれてしまいます。
T様邸では、苔の繁殖が特に著しかったため、念入りに洗浄を行いました。
洗浄後は十分に乾燥させてから、次の下塗り工程に進みます。
高圧洗浄が完了して屋根が十分に乾いたら、下塗りの工程に入ります。
今回使用したのは浸透性シーラー(劣化したスレートに染み込んで表面を補強し、上から塗る塗料の密着性を高めるための下塗り材のこと)です。
築25年のスレートは塗膜がほぼ機能していない状態で、素地が塗料を吸い込みやすくなっています。そのまま仕上げ塗料を塗ってしまうと、塗料が下地に吸い込まれて色ムラが出たり、塗膜の密着が不十分になったりする原因に。
下塗り材をじっくりと染み込ませることで劣化したスレート表面を固め、中塗り・上塗りがしっかり密着する土台を作ります。写真では、黒ずんでいた屋根面に下塗り材が均一に塗布され、表面がしっとりと落ち着いた状態になっているのが確認できます。
下塗りは仕上がってしまうと見えなくなる工程ですが、塗装全体の耐久性を決める最も重要な工程なんです。
下塗りが十分に乾燥したら、いよいよ仕上げ塗料の1層目となる中塗りに入ります。
今回使用したのは遮熱機能を備えたシリコン塗料で、ローラーを使ってスレートの溝に沿って一列ずつ丁寧に塗り広げていきます。
中塗りの役割は、塗膜の厚みをしっかり確保することにあります。仕上げ塗料を2回に分けて塗ることで、1回塗りでは得られない厚みのある塗膜が形成され、防水性・遮熱性・耐久性がしっかり発揮されるようになります。
写真を見ていただくと、下塗りのグレー色の上に仕上げ色が均一に乗っているのが分かりますね。色ムラや塗り残しがないよう、ローラーの動かし方やスピードにも気を配りながら丁寧に塗り進めました。
「塗料を何回も塗るのはコストを削れる部分では?」と思われがちですが、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)は塗装工事の基本中の基本。ここを省略すると塗膜の寿命が大きく縮んでしまうため、当店では決して手を抜きません。
中塗りが完了した段階で、スレートのひび割れ補修を行いました。
写真中央に、白いコーキング(つなぎ目や割れ目に詰めるゴム状の防水材のこと)が縦方向に充填されているのが見えます。
このひび割れは、長年にわたる吸水と乾燥の繰り返しによってスレートが内側から傷んだことで生じたものです。
「補修は最初にやるのでは?」と思われるかもしれませんが、中塗り後・上塗り前のタイミングで補修するのにはちゃんと理由があります。
中塗りまで塗料を重ねると、下地がしっかり固まり、細かなひび割れも見えやすくなります。このタイミングで補修材を入れることで、その上から上塗りでまるごと覆うことができ、補修跡が仕上げ面に響かず、表面が凸凹せずきれいに仕上がるんです。
ひび割れを放置したまま塗装を完成させてしまうと、割れ目から雨水が入り込んでしまいます。1箇所ずつ丁寧に補修を行うことが、長持ちする屋根塗装の条件です。
ひび割れ補修が完了したら、最後の工程である上塗りに入ります。
上塗りは仕上げ塗料の2層目で、塗装工事の「顔」となる工程です。中塗りで形成した塗膜の上にさらに一層塗り重ねることで、塗膜の厚みが十分に確保され、紫外線・雨水・風などから屋根をしっかり守る防護膜が完成します。
また、上塗りには塗膜に艶(ツヤ)と深みを出し、美観を引き出す役割もあります。中塗りだけの状態と比べて、上塗り後はより深みのあるブラウン系の色合いに仕上がり、新築時のような輝きが戻ってきました。
ひび割れ補修を施した箇所も、上塗りで均一に覆われるため仕上げ面に跡が残らず、屋根全体が一体感のある美しい仕上がりに。
上塗りが乾燥したら、仕上げ塗装は完了です。ただし、T様邸は太陽光パネルが設置されたお住まい。パネル周辺にはさらに丁寧な施工が必要でしたので、その様子も続けてご紹介します!
T様邸は片面に太陽光パネルが設置されているお住まいです。太陽光パネルが載っている屋根の塗装には、通常の屋根とは違った配慮が必要になります。
太陽光パネルの下に隠れているスレート部分は塗装できません。パネルを外せば塗装可能ですが、脱着費用やメーカー保証への影響があるため、通常は「パネルが設置されていない部分を中心に塗装する」のが一般的です。
「パネルの下は塗らなくて大丈夫?」と心配される方もいらっしゃいますが、パネルの下は常に日陰で雨風も直接当たりにくく、露出部分よりも劣化の進みがずっと緩やかです。見えている部分をしっかり塗装することで、屋根全体の寿命を延ばすことができます。
また、パネル周辺はローラーが入りにくく、パネル本体やケーブル・架台(かだい=パネルを屋根に固定する金属フレーム)に塗料が付着しないよう、養生と刷毛(はけ)による細部の塗り込みが欠かせません。架台まわりはビスやブラケットの影で汚れや水が溜まりやすく塗膜が劣化しやすい場所なので、特に丁寧な施工が必要です。
さらに、今回使用した遮熱シリコン塗料は太陽光パネルとの相性も抜群。パネルは高温になると発電効率が落ちる特性があるため、屋根の温度上昇を抑える遮熱塗料を組み合わせることで、見た目の美しさに加えて発電効率アップも期待できますよ。

街の屋根やさん大阪南店は、大阪府南部エリアに密着した屋根工事専門店です。
自社施工にこだわり、中間マージンをカットすることで適正価格での施工を実現しています。
下請け業者を使わない責任施工体制で、職人の顔が見える安心の工事をお届けします。
屋根の点検・お見積もりは完全無料で実施しています。
お見積もり後にお断りいただいても、しつこい営業は一切行いません。
お気軽にご相談ください。
工事後のアフターフォローも当店の強みです。
定期点検の訪問スケジュールではなく、お客様からお電話一本いただければいつでもすぐに駆けつけます。
「工事して終わり」ではなく、お住まいの屋根を末永く見守るパートナーでありたいと考えています。
街の屋根やさん大阪南店では、屋根の点検・お見積もりを無料で実施しています。
屋根の状態が気になる方、雨漏りにお困りの方は、お気軽にご相談ください。
現地調査の上、最適な工事プランと費用をご提案します。
屋根のことで気になることがあったら、何でも気軽に言うてください!
ちょっとした不安でも構いません。プロがしっかり見させてもらいます。
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